11月のメッセージ

2011年11月6日

南房教会 牧師 原田史郎

 

「見よ、兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」

(詩編133篇1節)

 

 先月の最後の日曜日の午後、南房教会のミニバザーがありました。わたしたちが着任して、初めてのバザーで、正直のところ、準備をしながらお客さんがどれ程見えるのか心配でした。教会関係者ぐらいを考えて、ミニバザーとしたのですが、予想した以上に、近所の方や、看板を見て新しい方たちも見えて、駐車場も一杯になり、後でお隣のIさんが沢山お見えになりましたね、と挨拶されました。

 

 前任の教会は、幼稚園があり、また長い歴史があって、11月のバザーは、それこそ押すな押すなの賑わいでした。こどもたちのために、ゲームやお遊びコーナー、アトラクションもありました。また、YWCAや市内の体の不自由な施設などいくつもの福祉関係のブースなどがあり、準備も大変でしたが、成果も大きなものでした。 そんな印象がまだ残っているので、会員数40に満たない、わが南房教会のバザーは、どうなるのか、期待9割、心配1割でスタートしました。でも、小さいバザーでしたが、終わってみれば大バザーに負けない、暖かい交わりと、会員が心を合わせての共同作業で、恵み一杯の感謝でした。

 

 出品物の中には、ユニークなものも幾つかあって、東日本の被災地を応援しようということで、石巻の海産物、のり、わかめやこんぶ等。また地元館山のイワシや鯖などの魚類加工品、隣接地の梅の実で作った梅酒などです。手造りのお惣菜や、定例の蔵出し品や衣類コーナーもあり、ハワイ直送のコナコヒーとクッキーも好評でした。また、刃物研ぎコーナーもあって、もう少し宣伝しておけばよかったと思いました。

 バザーや広場のガレージセールは、いつも楽しいものです。館山でも、城山公園の城山まつりの屋台コーナー、館山総合高校の学園祭、館山病院や三芳病院の駐車場でのバザーなど、出不精のわたしも結構あちらこちらのバザーに顔を出しています。

 

 聖書の世界もお祭り好きで、神さまは、何事かあると、必ず、これを記念して、このように行いなさい、と言われました。お祭りとバザーは、違いますが、お祭りには、なぜかバザール、市場やちょっとした物品交換ブースの様なものが付随しています。トルコに行ったとき、ラマダン(断食)の後のバザールやお祭りの喜びはたいたものです。

 教会というと、堅苦しい、四角四面のところと思われがちですが、こんな楽しい一面もあることを知っていただけると幸いです。

もどる