9月のメッセージ「信仰の声」

                                    2019年9月1日

南房教会牧師 梁 在哲(ヤン ジェチョル)

 

創世記18章1~15

信仰の父と呼ばれるアブラハムは、神よりご約束のお言葉を授けられた。それは、アブラハムを「大いなる国民にし、祝福の源」にされるものであった。そして神はアブラハムと妻サラを「諸国民の父と母」にされ、男の子イサクを授けられるご約束をもお与えになった。

このように神は、アブラハムに祝福のお言葉をお与えになった。それは「御恵みのご約束」であった。アブラハムが神の御前で正しい者とされたのは、神のご約束のお言葉を信じ、それに従う信仰によるものであった。それは神ご自身のお選びによる御恵みであり、そのご約束によって与えられたものである。

また、神のご約束は、信仰によって救われたアブラハムの「信仰の模範」をお示しになった。75歳のアブラムは、行き先も知らずに、神のご約束のお言葉に従ってハランを出発し、100歳になって授けられた息子イサクを生きたままにえとして神にささげる信仰によって従ったからである。

さらに、アブラハムは神のご約束に「信仰の声」をもって自分の信仰を示した。アブラハムは、3人の旅人の姿で現れた神に「お客様、よろしければどうか、僕のもとを通り過ぎないでください」(3節)と、「信仰の声」を申し上げた。それゆえ神は、「では、お言葉どおりにしましょう」(5節)と、お答えになられた。

18年間、腰の曲がったまま苦しんでいた婦人も、言葉に表せない「沈黙の信仰の声」をもって会堂に足を運び、そこで主イエスより呼び寄せられて「婦人よ、病気は治った」(ルカ13:12)と、言われた。私どもの南房教会も、確かな「信仰の声」をもって世に向かって主イエスの福音を宣べ伝えつつ、呼びかけ続ける群れでありたいと切に願うのである。

 

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