キリストの昇天

牧師 原田 多恵子

ヨハネ黙示録5章6~14節

 黙示録でみる「キリストの昇天」は、福音書とは異なり「ほふられた小羊」で、十字架につけられた痛みをもっておられるお姿のキリストです。

神の御座の回りには四つの生きもの(獅子、雄牛、人間、鷲の姿をしたもの)と、24人の長老(12の旧約と12の新約)がいます。キリストは、それらの間に立って、神の七つの封印された巻物を解くことの出来る唯一つの「ダビデの若枝」として巻物を受け取られます。

この七つの角(力、名誉)と七つの目(神の霊)をもつ小羊に対して、四つの生きものと24人の長老たちは、ひれ伏して祈り、賛美します。

 「あなたは巻物を解くに相応しい方、御自分の血で、神のために人々を贖われ(中略)王、祭司になられた」また、数えきれない、天上にある天使たちも讃美し、最後には全ての被造物が御座に座っておられる方と小羊に讃美、誉れ、栄光、権力が世々限りなくあるように礼拝をささげます。

 高く挙げられたキリストに、わたしたちも心を尽くして讃美しましょう。

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