闇の中に希望が来る

牧師 原田 史郎

イザヤ書51章4~11節

 

長いことバビロンに捕囚となっていた民に、故国エルサレムへ帰還の希望が出てきました。ところが、ことは思ったようには進展しません。またバビロンの生活に馴れて安定を得た人々は、イザヤの予言に反対し迫害もしたようです。このためイザヤは深い挫折感を持っていました。

しかし神さまは「ののしられてもおののくな」といわれ「わたしの恵みの業はとこしえに続き、わたしの救いは代々に永らえる」と語られます。かつて葦の海を渡らせて、民を贖われた神さまは、この先にも必ずや「喜びの歌をうたいながら」わたしたちをシオンに導いてくださる主なのです。

「救い主イエスのご降誕」という約束を果たしてくださる神さまを信頼して、このアドベントの期間、主を待ち望みつつ歩みましょう。

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