「信仰に報いる主」

(5月10日の説教から)

    牧師 原田 多恵子

ルカによる福音書7章1~10節

カファルナウムに入られた主イエスのもとに、ユダヤ人の長老を通じて

百人隊長のローマ人から「部下を助けてください」という熱心な頼みがなされました。そこで主が出かけられたところ、今度は友人を通して「御足労には及びません。ひと言おっしゃってください(それで、充分です)」という伝言がなされます。

 この百人隊長は、異邦人であるのにも関らず、主イエスの御言葉の力とその権威とを信じていたのです。彼は、ローマの軍人として権威というものが、どういうものであるのか知っていました。彼の部下は、病気で死にかかっていた重病人でした。この切羽詰った状態の中で、この百人隊長は、主の教えとその力を信頼して「ひと言おっしゃってください」と、主のお言葉を求めたのでした。

 ダニエルが獅子の洞窟に投げ込まれた話があります(ダニエル書6章)。彼は、反対者たちの策謀によって、ダレイオス王の全ての願い事を禁じた禁令に違反して、獅子の洞窟に投げ込まれてしまいます。ダニエルは「日に三度祈りをささげていた」からです。ダニエルの信仰は、どんな状況でも彼と共にいてくださる主、彼の祈りに応えてくださる主への深い信頼でした。

 主イエスは「イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない」と、百人隊長の信仰を賞賛されました。主はわたしたちの信仰に報いてくださるお方です。信仰に報いてくださる主を信頼して歩むのです。

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