「聖書は生ける神の言葉」

(9月27日の説教から)牧師 原田 史郎

 

テモテへの手紙二 3章15~17節 

 

 聖書は、40人以上の職業も身分も違う人たちによって書かれました。旧約聖書は今から3千年以上、また新約聖書は二千年以上前に書かれました。これだけ多様な人たちや、その時代も背景も違うのに、そこには、一貫したメッセージがあります。それは「この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を、あなたに与えることができます」とあるように、神のわたしたち人間に対するイエス・キリストの救いが語られているからです。「聖書はすべて神の霊の導き(霊感)の下に書かれ」たのです。

 土から造られた人は、神の息によって生きた者となった(創世記2章5節)ですが、誘惑に負けて、神を裏切ります。このときから人は、神との交わりを失い、苦しみ、悪と死への道をたどるようになりました。

 しかし神は、その独り子であるキリストを遣わされ、わたしたちの罪の赦しのために、御子を十字架にお掛けになり、三日の後、復活させられました。聖書は、神の言葉として、この神の恵みと救いの証言なのです。

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