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１月のメッセージ「新しい霊と新しい心」 2020年１月5日 南房教会牧師 梁 在哲（ヤン ジェチョル） エゼキエル書第36章25～32節 マルコによる福音書第1章1～8節 預言者イザヤは、王として来られる神の救いの「良いお知らせ」を預言した。マルコによる福音書の記者も「神の子イエス・キリストの福音の初め」から語り始め、もう一つの小さな始めのことを語り続けている。即ち、私たち人間の救いのために父なる神が、御子イエスを通してなされた「良いお知らせ」を語り始め、洗礼者ヨハネの証が続けられている。洗礼者ヨハネは、自分の後に来られる方は、救い主でおられ、彼は聖霊と共に来られて水ではなくて聖霊で洗礼を授けられると、声を張り上げて言った。何故なら、いにしえの預言者たちは「聖霊はメシアと共に来られる」と、預言し続けて来たからである。 神はイスラエルの家全体に「新しい霊と新しい心」を置くと、預言者エゼキエルに語られた。エゼキエルは、バビロンの捕囚となり、死んだ同様の状態にあったイスラエルの民が、神の霊によって新しい共同体として生まれると、預言した。聖霊のお働きは、私たちに新しい心を与えるゆえに、キリストのお働きをより確かなものにしてくださる。つまり、キリストの生涯と死、復活と昇天のことを私たちに現実のものとしてくださる。聖霊のお働きは、私たちに信仰の賜物を与えて自分の救いを現実のものにしてくださるからである。その信仰によってのみ私たちは、キリストのお働きにあずかることが許されるのである。 誰でも自分の罪が赦される救いを求めて主イエスのもとに来る者は皆、聖霊で洗礼を受けるようになり、彼らは聖霊の力によって変えられる。彼らは、自分のことだけに執着し、追い求めるような生き方を投げ捨てて、主イエスを愛し、信頼して、ただ主の御心のみに集中するようになる。洗礼者ヨハネは、自分の全てのことを無にして、荒れ野で叫び、来られる主イエスを指し示した。新しい年のはじめに私たちは、石の心を取り除き、主にある新しい心をもってただ、主イエスのみ仰ぎつつ、主の十字架と復活の証人の道を全うする者であり続けたいと願う。 |