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２月のメッセージ「主の権威に倣う者」 2021年2月７日 南房教会牧師 梁 在哲（ヤン ジェチョル） 列王記上第17章17～24節 マルコによる福音書第1章21～28節 主イエスは、シモンとアンデレ兄弟とヤコブとヨハネ兄弟を弟子として召され、カファルナウムで伝道を始められた。サタンは荒れ野で主を誘惑し、攻撃したが、主はカファルナウムの町で反擊を加えられた。主は、安息日に会堂に入り、御言葉の教えと共に悪霊を追い出され、人を癒してくださった。主の御業は、目に見えるお働きを伴う権威に満ちていたゆえに、人々は皆、口を揃って「権威ある新しい教えだ」と、称えた。 しかし、彼らはそれが悪霊の滅し、十字架の死によって死を滅ぼす「主イエスの権威」の前触れであることを知らなかった。父なる神は、御子イエスを通して人間の罪を贖ってくださり、サタンの力を打ち破られ、御子は再び来られ、全ての悪しき力と死を取り除かれる。聖書はそれらを証し、その証の全ては「主の権威に倣う者」を通して成し遂げられる。シドン地方のサレプタに住むやもめの死んだ息子は、預言者エリヤの祈りを通して生き返られた。 またペトロもヤッファで死んだ婦人の弟子、タビタを祈りによって生き返らせ、多くの人が主イエスを信じるようになり、「主の権威に倣う者」となった。１７日の灰の水曜日から主のご受難を覚え、一年の内に最も厳粛な悔い改めが求められる受難節に入る。御子イエスのご受難を覚えるレントの時、わたしたちは、十字架の死によって死を滅ぼし、三日目に死人の内によみがえられ、永遠の命を与えてくださる「主の権威に倣う者」として折を得ても得なくても、主の十字架の受難と復活を証し続けたいと心より願う。 |