悪と戦うキリスト

 

牧師 原田 史郎

マタイによる福音書12章22~32節

 主イエスは、悪霊にとりつかれた人のいやしをめぐって、ファリサイ派と論争になりました。このとき、主が明らかにされたことは、「わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ」と、いうことでした。わたしたち人間は、魂の奥深いところに闇や罪を持っています。悪霊はそこに入り込み、その人を支配するのです。

しかし今や、主イエスは、そんな悪霊の支配から、わたしたちを解き放ち、神さまが義と愛をもって支配される神の国をもたらされたのです。この神の国の有様を、預言者イザヤは、イザヤ書35章に賛美と喜びをもって、描いています。

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