旧約における神の言(ことば)

牧師 原田 多恵子

エレミヤ書36章1~10節

 

ユダの民は、エジプトから救い出してくださった神の言に従わず、異教の神々を拝み、不道徳な生活をしました。このため神の怒りによって「バビロンのネブカデレツァル」の手によって滅びるとの予言を語れと、若きエレミヤに命じます。彼は神殿で語ることを禁じられていたので、書記のバルクに、巻物の予言を読み上げさせました(BC605)。予言どおりバビロン王により、ユダのゼデキヤ王以下高官がバビロンに、5回に分けて連行され、ユダ王国は滅亡しました(BC587)。農民や下層民は、ユダに残され、その他の民はエジプトに逃れるという三つのグループに分れました。エレミヤもまたエジプトに逃れました。

しかし神は、滅亡と共に、70年後のバビロン捕囚からの(ペルシャのクロス王による)解放を予言されたのです。

わたしどもも、人の言葉によらず、神の言に従って、アドベントを歩みましょう。

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