「初めに光があった」

(10月25日の説教から)

原田多恵子 牧師

創世記1章1~5節

キリストの降誕を待ち望む「降誕前節」が始まりました。神は初め混沌としている世界に「光あれ(創世記1章3節)」と仰せられ、光と闇とを分けられました。この光は、太陽の光(16節)ではなく、歴史の始まりを指しています。天地万物を造られた神は、最後に御自分にかたどって、人間を創造され、祝福されました(27~28節)。

ヨハネによる福音書は「初めに言があった(1章1節)」といい、「言の内に命があった。命は人間を照らす光であった(4節)」と告げます。神は、イエス・キリストをこの命の光としてわたしたちに与えてくださったのです。

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