死者の中から復活された主

4月4日の説教

梁在哲牧師

 

エゼキエル書36章22~28節   マタイによる福音書28章1~10節

マグダラのマリアともう一人のマリアは、イエスの遺体に香油を塗るために墓に行った。ところが、主の天使が現われ、恐れることはなく、急いで行って弟子たちに「あの方は死者の中から復活された」と告げるように促した。そこで婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、弟子たちに知らせるために走って行った(マタイ28:1~8)。すると、イエスが行く手に立っていて、「おはよう」と言われた(9節)。シナイ山でモーセの前に現れた神の聖なる恐ろしさに、モーセは圧倒された。しかし、二人の婦人の前に現われた復活の主のお声は、如何に優しいお声であろうか。

婦人たちのイエスへの愛は、復活され、生きておられた主に最初に出会う栄光をもたらした。今も復活された主は、わたしたちにお声をかけてくださる。そのお声は、朝晩の祈りの後、また訪れて来た友人の声や届いた手紙の中で聞こえて来る。そして主日礼拝毎に執り行う洗礼式と聖餐式で味わう驚くべき恵みの中で主は、「おはよう。恐れることはない」とお声をかけてくださる。復活された主は一人一人にそれぞれのやり方で平安をお尋ねになる。イースターの朝、主のお声に答えつつ、主にあるその喜びと平安を周りの人々に分かち合いたいと願う。

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