主の変容

2010年3月14日

説教 原田多恵子牧師

マルコによる福音書 9章2~10節

 

主イエスは、フィリポ・カイサリアでのペテロの信仰告白を受けて、6日後高い山(ヘルモン山2800m)に登られました。すると主イエスの姿は、どんな布さらしでも出来ない程に真っ白に輝き出しました。そこに旧約聖書(律法と預言者)を代表するモーセとエリヤが現れ、3人が語りあいました。この変容(変貌)は、地上を歩まれる主イエスの頂点で、分水嶺でもあります。ここから主は、十宇架への下降に向かわれます。

 

 このとき、天から声があり、「これはわたしの愛する子。これに聞け」と雲の中か父なる神の認証がなされました。後にペテロは、この時のことを「わたしたちはキリストの威光を目撃したのです」と語り、「主イエスは父である神から誉と栄光をお受けになりました」(Ⅱペテロ1:16~18)と証言しています。

 

 この後、主イエスは、「人の子が死者の中から復活するまで、今見たことを誰にも話してはいけない」と弟子たちに命じられます。まだ、神の時が来ていないからです。誉と栄光をお受けになられた神のみ子が、わたしたちの罪のために十字架へと、進み行かれます。主イエスのお姿を深く心にとめて、わたしたちもレン卜を歩みましよう。

 

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