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わたしたちと共におられる神 ２０１０年１１月１４日 説教 原田 史郎牧師 出エジプト記３章１～１５節 ミデアンの地で羊飼いになっていたモーセは、ある日、ホレブの山のふもとで燃え上がっている柴を見ました。見届けようと、近くに寄ると、「モーセよ、立っている場所は、聖なる土地だから履物を脱ぎなさい。」と神さまから、声を掛けられます。 主は、イスラエルの民の叫びを聞き、その痛みを知られました。そのためモーセを「わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。」と言われます。だが、モーセは、いろいろの理由をあげて、この神さまの召しに応じようとはしません。（３：１１、４：１、１０） このときのモーセをみるとき、それは、この世界に対するわたしたちの態度、姿勢とよく似ているのではないでしょうか。「自分たちの小さい力で、何が出来るのだろうか。」「なぜ、わたしが、やらなければならないのか。」と、抗弁するのです。 しかし、このモーセに神さまは、「わたしは必ずあなたと共にいる。」と言われます。しかも、このことこそがモーセを召し出すことの「しるし」だと、言われるのです。わたしたちは、神さまに従うとき、何か確りとしたものや保証をえたいと思います。しかし、信仰は、ただ「わたしは必ずあなたと共にいる。」と言われる神さまに信頼して従って行くこと以外にしるしは無いのです。 主イエスは、サドカイ人との復活問答で「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。」と言われました。破滅寸前のイスラエルの民を救いだし、それを生かされる神さま。そのような復活の力を持ちたもうお方が、わたしたちと共にいてくださるのです。 |