異邦人、縁なき衆生も救いに

牧師 原田 史郎

エフェソの信徒への手紙2章11~22節

異邦人とユダヤ人の間には、大きな壁がありました。一方は、希望を持たず、神を知らない民であり、他方は、神に選ばれた聖なる民として、神との契約による律法を守り、神を証ししつつ歴史を歩んで来ました。

 しかし、「キリストは、両者の間にある敵意という隔ての壁を取り壊し、律法を廃棄し、両者を一つの体として、神と和解させ、敵意を滅ぼされました。」

 神に縁なき衆生たる異邦人のわたしたちは、今、キリストの十字架によって「聖なる民に属する者、神の家族」として迎え入れられているのです。わたしたちは、この恵みによって、キリストを土台として、神の住まい、神殿となるのです。

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