「キリスト者の三原則」

(7月20日の説教から)

 牧師  原田史郎

  テサロニケの信徒への手紙一 5章16~18a 

 

 「いつも喜んでいなさい」とパウロは勧めます。誰でも、何か良いことがあったり、幸せを感じるときには喜べます。しかし、わたしたちに試練や逆風が吹いているとき、喜ぶのはとても難しいことです。

では、そのようなときに、どうして喜ぶことが出来るのでしょうか。

 16世紀、宗教改革の時代に書かれ、プロテスタント信仰の基準になった「ハイデルベルク信仰問答書」の第1問に有名な問いがあります。

  「生きているときも、死ぬときも、あなたの唯一の慰めは何ですか」

この「慰め」というドイツ語「トロッスト」には、「勇気を与える、生きる力が出る」といった意味があります。この問いに

  「わたしが生きているときも、死ぬときも、わたしの唯一の慰めは、わたしがわたしのでなく、イエス・キリストのものであるということであります」と、この問答書は答えます。

 神さまは「あなたはわたしのもの(イザヤ書43章1節)」と言われます。

喜びの根源は、わたしたちが救われ、主イエス・キリストのものとされている、ところにあるのです。神さまは、その大きなみ手の中に、喜びも悲しみも導かれ、全てを良きにとり計らってくださるのです。

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