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「光の子として生きる」 （６月２９日の説教から） 牧師 原田多恵子 エフェソの信徒への手紙５章６～２０節 「あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい」と、パウロは勧めます。彼がここで「暗闇」といっているのは、キリストに結ばれる前の「古い生き方（4章１７～２４節）」です。それは虚しいものに価値を置き、真理を欠いた知性が基準になり、また情欲に惑わされた歩みの滅びの道なのです。 しかし今、キリストに結ばれた者は、光の子として、暗闇の業に加わらず、光によって神のみ旨を悟り、御心に適う道を歩むのです。そこで賢い者として、気を配り、時をよく用い、「無分別な者とならず、主の御心がなんであるかを悟りなさい」と勧められます。光の子たちに与えられた、神の機会を知恵あるものとして、生かし生きるのです。そして、酒に酔うのでなく「むしろ、霊に満たされ、詩編と賛歌と霊的な歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい」というのです。 教会に与えられた多くの讃美歌によって、わたしたちは心ゆくまで、主を賛美することが出来ます。賛美することで喜びを表し、そのことによって喜びに生きるようになり、生活の全領域に亘って、主を賛美するのです。 |